令和元年 11月
この月は神無月と言われていますね。 神様もでかけてしまうそうです。
事の発端は「これからのグランブルーファンタジー11月号」でした。 悪夢とは、唐突にくるものです。 ここに書かれていた内容は目を覆うものでした。 まるで、世界の全てが死に絶え、 荒廃と破滅を待つだけの死の楽園とも言える世界を訪れる 内容が記載されていたのです。
私は辛くなりました。 涙を止まらず、嗚咽も止まらず、 悲しみを受け止めれず、どうしていいかわからない。 そういう気持ちになりました。
そう、大事な人、一番隣にいてくれた人がいなくなったのです。 十天衆、シエテさんです。 彼は、全空の中でも最強の剣の使い手です。 その活躍範囲は自属性の水だけに留まらず、 風属性、土属性、活躍の場を選ばない、 まさに最強の剣士と言っても過言ではありませんでした。 私と相棒の鰹が戦う時、常に隣にはシエテさんがにやけていました。 シエテさんがいるだけで、なんていうかその、 力が湧いてくるんですよね。 心の底から力が溢れて、一撃必殺の渾身の奥義が放てる。 そんな気分になれるのです。
なのに、今日通知されていた文書に目を通すと、 そこにはただ無情にシエテさんの存在を抹消するという 残酷な内容が載っているのです。 シエテさんは水属性から風属性に転向して 他属性とのクロスファンクションチームはもう組まない そう書いてあるのです。
これが奴らの仕業なのか、シエテさんの意思なのかはわかりません。 少なくとも私には、あの夜見せてくれたシエテさんの 顔を思い出す限り、シエテさんの意思ではないと思います。 なにか、弱みでも握られているんでしょうか。 もう一度だけでいい、もう一度、シエテさんと 一緒に刀剣乱舞したい。私は枕を濡らす毎日が続きました。
神無月、、、神がいなくなりました。。。。
しかし、堤防で耽けているとあるご老人に声をかけられました。 彼は私にこういったのです。 「私、渾身撒けるよ」 シエテさんに会えなくなって自暴自棄になっていた 私にはもうどうでもよかったのです。 甘い囁きも現実を突きつける無情な言葉も全て どうでもよかった。
ただ、それでもこのまま腐っていてもシエテさんに 再会した時会わせる顔がないな、そう思いました。 私は次の戦場に老人を帯同して赴きました。
ご老人はなんか浮いてたんですけど、 ご老人が空中で胡座書いて、曼荼羅って言ったら 凄まじい力が湧いて、隣りにいた戌の十二神将が まるでシエテさんが隣にいる時かのような力を 発揮していました。
流石に、各々の力はシエテさんがいたときほどは 出ていなかったのですが、ご老人は自身の力量も高く、 シエテさんがいた時でも到達できなかった。 乗り越えられなかった壁を超えることができたのです。
もしからしたら、シエテさんは無意識に甘えている 私を敢えて突き放してくれたのかもしれません。 今度は対等の目線でシエテさんと会ってみたいです。 隣にはご老人を連れて。。。
ウーノに、ありがとう シエテに、さようなら そして、全ての騎空士に おめでとう
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