目標が目的になったら終わりじゃないかなとおもう話
- すばひ
- 2019年11月23日
- 読了時間: 3分
以前聞いたことを実感した、という話なんですがね。
何かを成す時というのは、 目的があるものです。
例えを日常の中で挙げてみましょう。
そう、食事。
およそ人間として機能を十分に果たしているのであれば 食事を摂る。即ち空腹感。食欲というものが 湧いてくると思います。
この時、食事をする。食事をしよう。 というのが目的になります。
そこで、その目的に付随して目標が生まれることも あるかと思います。
それは、予算であったり 食事のジャンル、そう、和・中・洋とか そういう食事をするにあたってこうしたい、 という希望条件ですね。
絶対条件であるかもしれませんが、 そうなると目的になってくると思います。
ここもポイントなんですが、 絶対条件、即ち目的を明確にする、 というのも重要であると思いました。
本題なんですが、 目的の達成よりも、 目標の達成を目的にすげ替えているような 事態に現在直面することがありまして、 これは些か当事者になってみると 中々どうして不愉快、といいますか あまり面白みのない状態になりますね。
目的を明確に変更する。 というのであれば納得なのですが、 建前では目的の達成を謳っているにも 関わらず、実情としては目標の達成のみに 固執する事態。あまりにも頂けない。
お仕事で表現をすると、 30階建てのビルを建築したい。
これが目的とします。
そして、 納期は2年 デザイナーは〇〇さん ・・・ といった目標がいくつかあるとします。
口火を切ったが、プロジェクトの進行は 想定外の事態などもあり難航、 納期も延長する事態に至る。
発注側は下請けを問い詰めるわけですね。 何故、遅れるのかと。 そうなると発注側はこの時の遅れの原因を説明します。 そうするとそれはいつ解決するのか。と言われます。
この時の遅れの原因で そもそも30階建てが無理です。 なんて目的否定になることは無いと思います。 あったとすればあまりにも滑稽だと思いますが。
大なり小なり理由を説明して納期達成ができない。 という説明をしたとしましょう。
そうすると発注側次第ではありますが、 納期を守りなさいと指示するでしょう。
下請けは自分の所、あるいはそれ以下の 指揮系統にどういう行動を取るでしょうね。
私が今直面しているのは、 ビルを作ることではなく、 発注側の指定時期にとにかく間に合わせろ。 ということを言われているわけです。
例え、コンクリで固めていなくても 支柱が無くてもです。
果たしてそれで出来上がったビルは ビルと言えるものなんでしょうか。
私は自分の行いが正しいのか分かりません。
ただ、それで給料が支払われる以上、 これは正しいことなのだと考えます。
なんでもそうなんですが、 最初に立てた目的の達成が難しいなら 目的、目標を変更すべきなのではないかな。 と思います。
その変更にコストが発生しようと、 そもそもの要件定義に誤りがあったのかもしれませんし。 一度立ち止まって戻ってもいいんじゃないでしょうか。
会社のお金を使っている以上、そんなことは許されないのでしょうか。
どうせ遅延に伴う人件費で喰っていくのに。
と、思ってしまいますがどうなんでしょうねぇ。
不謹慎な考えを持ってしまう ダメな人間で生きててごめんなさいというお気持ちです。
これからも社会に尽くす一般市民になれるよう 務めていく所存でございます。
あでゅー
Comments