私が、普段から異質なことは流石に。 四半世紀以上も社会に属して生活をしていれば 悟るところはあるのですが、どう異質なのか それとも私が普通で他が異質なのかは 未だに理解に苦しむところがあります。
それでも、誰しもが自分自身の常識を振りかざし、 常識の輪が重なるところがあれば賛同の声が上がり 常識が広がっていく。 常識とはその言葉の意味とは裏腹に、 大きくした、大きくなった声そのものが常識という 概念に成長していくのだと私は考えます。
先人たちが育て上げてきた常識、 今を生きる方々が育てている常識、 無数の個人の意識がさも集合意識かのように 闊歩しているわけです。
私も一部はその道を歩き、 一部は意識して避けたりのらりくらりと 生きているわけですが、今日は少し それでも自分が保てない事態に陥った話を 記しておこうと思います。
前述の通り、私は多少なりとも どういう思考が共感されない感情かは 踏まえた上で言葉を考えているわけですが、 あまりにも相手の対応が予測の外、 あるいは予測した方向を予測していない 速度で駆け上がられてしまうと、 少々自分が異常なのか、と混乱します。
勿論、普段において自分が異常なのは 踏まえた上で、私も日本国民皆様が提唱される 普通であったり常識というものに 浸かったり属することがあるわけです。 意識的に、無意識的にそれはそれぞれ。
そういうわけである程度、 これは普通の感情、誰しもが抱く思い、 という気持ちになることもあるんです。
先日、とある契約のお話を進めていたところにメールがきたのです。 契約に関わる金額の入金はまだ未来日の話だったのですが、 それを可能であれば3日後に対応してくれないか。
そういった内容です。
こちらとしては都合はつくので別にいつだろうと 構わないのですが、この依頼には大事なものが欠けていました。
理由が書いていないのです。 可能であれば、と前置きをしているからでしょうか。 しかしそれは理由もなく、またこれは金銭に関わることですので 理由もなく頼み込まれるのは少し不思議な気分に至りました。
本当にこの時は興味本位だったのですが、 私は理由を尋ねました。 あまりにもくだらない 理由だったら日にちを指定されるのも癪ですので一応といったところです。
答えはびっくりするぐらい早かったのですが、 顧客の信用に繋がるからだと。 契約をする気があるかを見せる必要がある。 そういう答えでした。
私がやり取りしている相手様は仲介の方ですので、 それは確かに私としても相手としても、 ご機嫌は取りたいところです。
この時点でうすうす怪しいですが 私も人の子です。清き清流の水で生き、 清い心を純真無垢のまま、透明な色合いで それこそ水晶のように磨き上げてきた心の持ち主です。
それなら、3日後に対応しましょう。 そうお答えしたのです。
その3日後、つまり指定の日のことです。 さて、それでは善は急げ、疾きこと風の如くです。 この時、私は鳥になったかのように雄々しく羽ばたいたわけです。 ただ人間の飛行は不可能ですし走るのも危ないですから、 ゆっくり入金場所に赴いたのです。
ただし、移動はゆっくりでも私は金融機関の機械は そこそこな速度で操作しました。 遅すぎず、早すぎず、丁寧に、まるで絹糸を扱うかのように 繊細な指使いで巧みに操作し、入金を果たしました。
ミッションコンプリートというところで、 相手様へ連絡を入れました。
入金は致しましたので、入金の確認をお願いできますか。と。 額が額ですので、流石に間違いはないのは分かっているのですが 生まれたてのひよこぐらいにはチキンハートな私です。 その確認は取りたかったわけです。
さて、ここで相手からの返事がくるわけです。 そして、本日の表題に繋がるのですが、 私は相手からの返事に憤りを覚えたのです。 ただ、この時憤りを覚えるのが”普通”なのかがわからなく 自身の感情の正しさが分からなくなってしまった、という話です。
そんな相手の返事は以下のような文面でした。
「入金ありがとうございます。 ただ、本日は確認できないので後日確認します。」
?????????? ?????????? ??????????
Why?
いや、まじで私には分からない。 なぜなになでしこです。
色々考えたのですが私には何故その日を指定してきたのか まるでわかりません。
いや、振込先も顧客の口座ではなく仲介者の口座なのですよね。 つまり、元々の顧客の信用云々が指定の日も関わらず果たせないわけです。 いえ、勿論顧客の口座に自動連携しているのかもしれないので、 果たすことはできるのかもしれません。
ただ、この返事に色々悶々したり、不愉快な思いを抱くことが 異常なのか、正しいことなのかも分からず私は更に悩みました。
これが、今日の悩みといいますか 自分の正常性がわからなくなった時の話。 という話の内容です。
後は後日談です。
返事にも悩みました。
ただ、私が悪いのかもしれませんので、 謝罪の思いを述べました。
以下のような感じで
「本日は確認できないのですか。 それでは後日入金の確認だけお願いします。 お手数おかけして申し訳ありませんでした。」
悩んでも自分の正しさを立証できるのはそもそも自分しかいません。 しかし、その自分が今回は揺れていますので、 この正しさについてはしばらくは答えが出せなさそうだったので、 もうその日は考えるのをやめよう。という意識を胸に 日本の新しい夜明けに目を向けたところでした。
返事が来ました。
訳文です。
訳文:———————— 上席に確認してもらいました。 入金確認できました。 ——————————-
(・ω・`)ズコーーー
落とし所としては、仲介さんということもあり 営業の側面がどうしてもあるとは思います。 契約の進捗具合でノルマとか業績に加点できるんじゃないかなぁ というのは下衆の勘繰りですかね。
年を取ると穿った見方ばかりして良くないですね。 そう、今日は人の信用を得るには。どうすればよいか。 そういったことが学べたいい日でしたね。
ただ、私の入金が誰かの役に立ったのなら 私は嬉しい。もう涙が止まらなくて 1リットルの涙wっつってインスタに上げちゃいましたもん。 私でも誰か役に立てる。そう思うと本当に心が軽くなります。 肯定も否定も全て自己完結。それが私の生き方なのかもしれませんね。
Adieu.
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