SHIROBAKOの前週に見ていたんですがその頃は風古戦場だったので書く時間がなくこんなタイミングに
ひとえにtriの供養と思えば十分な出来だと思います。
いや、なんでこんな何様目線になれんのって感じと思われると思うんですけど流石に初代から追いかけてたデジモンファンがtriを見たあとにまだやるの?ってなるとこんな目線にならざるのも仕方ないと思います。それだけtriは本当にいい思い出がない。
さて、態度を改めましてLAST EVOLUTION、triのことを考えないでいると良かったなぁとここにきて思うようになってきました。
作品は冒頭からパロットモンの襲撃・・・ボレロ・・・
とにかく随所に初代パロディ?オマージュ?が散りばめられていて初代ファンには堪らないと思います。寧ろどこまで分かるかな?って試されてる感じもありますね。で、それだけ初代ファンを狙い撃ちにしてるだけあって、ファン層が年を重ねていることも想定してかのシナリオ進行。太一とヤマトが進路に悩んでるシーンなんて、あれ「デジモン」のターゲット層に見せるシーンではないよなぁってこの辺は思い返すとニヤニヤしてしまう。
個人的に一番熱いシーンは一番だけど2つあります。
まず一つは太一とヤマトがホルモン焼肉屋でビール飲んでるとこ。
いや、最高ですね。 遂にお前たちも飲むようになったか・・・って嬉しくなっちゃいますね。それに話題といい、あの二人が燻ってるってのがこれまたデジモンらしくなくてすごい好きです。あのシーンは今作のテーマの一つだと思います。
もう1つは戦闘シーンでオメガモンが氷上を駆けるシーンがあるんですが、あれがもうカメラワークも相まって凄まじくかっこいい。triの時も思ったんですけど本当にオメガモンの描き方がずるい。あんなん惚れてまうやんな。ちなみに今作のオメガモンは喋ります。
ちょっと惜しいなーってのが負の遺産とはいえ今作は確かにtriの物語を踏まえたシナリオですので、アグモンガブモン以外も究極体の再お披露目は欲しかったですね。私はヘラクルカブテリモンとホウオウモンとホーリードラモンが滅茶苦茶好きなので残念です。ただ、話の重み付けがかなり強いので尺の都合とかで太一とヤマトにしか尺を割けなかったんだろうなぁとは思います。今作も6話に分けます!なんて言ったら絶対tri経験者は来なかったでしょうし。寧ろよく纏められていたと思います。(ただ、冒頭のパロットモンや選ばれし子どもたちの社会における立ち位置、オーロラの説明の薄さとか気になるところは多いですが。。。)
以上が大まかなパッとでてくる感想ですね。
あとはまず、02メンバーも今作は元気な姿を見せます。てっきり空と大輔が太一ヤマトの助けに来るかと思ったらそんなことはなくエクスブイモンとスティングモンしか出なかったのはなんか寂しいですね。まぁあれはファンサービスみたいなもんなんでしょうね。空が最後まで戦わなかったのがすっげーもにょってたんですが公式がつべで上げてるショートストーリー見たら納得しました。
いや、でも本当久々にインペリアルドラモンパラディンモード出してくるのかなとか思ったんですが一切そんなことはなかったですね。いや、出されたら私は怒るんですけど(オメガモンガチ恋勢なのでインペリアルドラモンパラディンモードは許さない)しかしパイルドラモンも出さないし本当に客演なんだなぁ02...色々元気そうにしてたけど誰もtriのことには作中でも触れないのはちょっと草生えますね。
次に今作の敵?敵ではないんですよね。。。どうして戦うしかなかったんでしょうか。しかし、ネバーランドに閉じこもる大人な子供には痛みを持って目を覚まさせる展開は大変ご馳走様なので大変よろしゅうございました。
今回はメノアという物語のキーにもなるパートナーとの別離を経験している天才美女が敵側として登場します。エオスモンという人工デジモンを操り色々太一とヤマトを悩ませてくれます。このエオスモンがめちゃくちゃかっこいいです。蜂をモチーフとしていますが、結晶や氷といった幻想的な要素、戦闘空間の背景も相まってボスに相応しい絵面には中々目を惹かれます。今更ネタバレですがオメガモンを倒します。ちょっとオメガモンのオタクとしては納得いかないけどあの時の太一とヤマトを思うと仕方なしなところもあるのかな。
攻撃方法がまたお洒落で、織姫の三天結盾みたいなイメージ、いや全く同じ攻撃方法のキャラがどこかにいた気がするんですが思い出せない・・・あ!結界師みたいな感じ!面の攻撃な感じです。これ、滅茶苦茶好き。最終的にはオメガモンではなく次いでネタバレしちゃうとジョグレス進化ですらなくアグモン、ガブモンの新たな進化にボコられます。アグモンはイデオンソード(拡大解釈にも程がある)、ガブモンはファンネルを習得します。戦闘シーンは終始力が入っていて見応えあります。本気戦闘のシーン少ないですしね。。。
ざっくばらんにいくつかの視点に対してコメントしただけになっちゃいました。
お話はデジモンアドベンチャーって作品のファンの方、あるいは自分を探している人とかそういう人には刺さると思いますね。SHIROBAKOとちょっと同じメッセージ性があるかなーとは思います。いや、この作品が伝えたいのは絆とか別れとかそういうもんなんだと思いますが・・・とりあえずtriを最後まで見た人はこの作品も見てデジモンと一旦のケリをつけてほしいと思います。
adieu.
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