唐突に気になってマジンガーZ INFINITYを見てみました。
配信サイトは軽く調べた感じだと、Abemaの有料会員でしか見れそうになかったので1ヶ月の無料期間を利用して見てみることに。あまりにも面白くて見てる途中でブログを書き出してしまった。
世界観はDr.ヘルとの戦いから10年経過したマジンガーZの時系列になっています。
光子力が人類最後のエネルギーとして広く世界で取り扱われ、近未来的な様子が描かれれてます。近未来感はそれほど特別な演出はなく、THE・近未来といった感じ。私はそもそものマジンガーZを漫画でもアニメでも視聴していないので、旧来のマジンガーZと比較してどれだけの進歩がある状態なのかわからなかったのが少し歯がゆかったです。
そもそも、私はスパロボでしかマジンガーZを、兜甲児を、グレートマジンガーを、剣鉄也を知らないんですよね。しかもこのマジンガーZがスパロボに参戦してたのは昔のことで最近のスパロボではめっきり参戦しておらず、本当に久しぶりの再会だったんですが、再開した甲児君は立派に研究者しててびっくりでした。元々スパロボの扱いでおバカな熱血漢として描かれていたのもあって、主語が「我々」だったり、トラブルがあった際に施設の警戒レベルの引き上げをすぐに指示したりと思慮深く若干「誰やこいつ・・・」ってなりましたね。
さて、そんな甲児が研究所に来てる所に物語は始まります。(実際はアバンでグレートマジンガーが戦闘してたりするんですが)復活したDr.ヘルが発掘された魔神を狙って襲撃してくる。という話。相手の目的もわかりやすく、マジンガーZの話を知らなくてもすんなり受け入れることができてとてもよかった。シナリオは終始わかりやすく、専門的な話も甲児君が視聴者に理解しやすい表現で台詞を用意されてるので特に頭も使わず見ていられます。
シナリオは面白いのですが、特にこの作品で気になったのはまずは戦闘演出。
マジンガーZといえば初代ガンダムと同等の知名度があると思っているスーパーロボットですが、武装の数が凄まじいんですよね。私が初めてやったスパロボはスパロボFです。この時から確かに武装の数が多く、ちょっとコンバトラーVが多すぎて霞むんですがマジンガーZもそれなりに武装の数が多かったイメージは残っています。ただ、その頃のスパロボって俗に言う「使える」武装、実運用レベルに足る武装がどんな機体でも1つ、よくて2つみたいな作品でマジンガーZもブレストファイヤーしかまともに使えなかった気がします。(これは個人の感想です)なので、他の武装があっても数が多いだけでガンダムでいうバルカンみたいなものばかりだと思ってました。
しかし、マジンガーZの武装ってどれも必殺技らしいんですよね。物語開幕のグレートマジンガーもそうですが、満を持して出撃したマジンガーZの2機の魔神のありとあらゆるとこから繰り出す武装、その爽快感が凄い。例えばマジンガーZは腕だけでもロケットパンチ、アイアンカッター、ドリルミサイル(肘)と3つの武装があります。グレートは足も凄かったな・・・・
とにかくどんな武装でも気持ちよく敵軍を蹴散らしていきます。グレートの偉大な勇者という2つ名が伊達じゃないことを初めて理解しました。雑魚を蹴散らした後にはこの手の作品ではおなじみですがボスキャラとの戦闘に入ります。あしゅら男爵、ブロッケン伯爵とスパロボでしか付き合いがないのにもう嫌というほど顔を見た2人が同時に甲児君を攻めるわけですが、ここの戦闘描写が最高。兜甲児がこれまでの戦いを勝ち抜いてきた、という経験を感じさせる、ただ武装を使用するのではなく戦い方、に味があるんですよね。分かりやすくはっきりと伝えるとエンジェルダウン作戦の時のフォースインパルスです。機体の持ち味、搭乗者の戦闘センスがこれでもかというほど巧みに描かれている瞬間で、戦闘で一番興奮したのはここの戦闘シーンでした。
この後はDr.ヘルとの最終決戦になるのですが、ここからが戦闘よりもDr.ヘルと兜甲児のやり取りがとても魅力的。10年越しの再会からのDr.ヘルの質問、「この10年間は退屈だったんじゃないか」は視聴者にも刺さったんじゃないんでしょうか。ちょーーーーグッときましたね。。。そう、私は全く別作品なんですがデジモンアドベンチャーTriに期待してたのはこれなんですよ。これ。主人公がこの空白の期間をどう感じているか。そういうのをもっと描いてほしかったんだと気づきました。このやりとりは本当にデジモンでやってくれ、とピエモンもう一回でてこい。。。!と願ってしまっていました。くぅぅTri、、、どうして。。。
まぁデジモンのことは言っても仕方ないんですけど、その後のシナリオの流れで世界中の光子力を集めることになります。この時の描写はヤシマ作戦を演出してるかのように見れますが、私にはオメガモン初登場、インペリアルドラモンパラディンモード初登場の時の演出にしか見えなかった。くっ・・・どんだけデジモンに未練があるんだ私は。。。
作品を見てて盛り上がったのはこのあたり、キャストで気になったのはかやのみでも言ってましたがこの作品で茅野愛衣さんと上坂すみれさん共演されてたんですね。さらに伊藤美来さんもいて個人的に今熱い声優目白押しでびっくりしました。今回、旧キャストは総入れ替え?してるらしいですが聞いた話だと兜甲児や剣鉄也の元々の声優さんがゲストででてるみたいですね。熱いなぁ。
最後に、一番感動したシーンなんですが。
私は上述の通りスパロボFが最初のスパロボで、据え置きで初めてプレイしたコンシューマゲームもこのスパロボFだった気がします。このスパロボFでは、ゲーム第1話、本当にゲームを初めた最初にマジンガーZの出撃ムービーが流れるんですね。ここのシーンがとにかく印象に残っていて、今回INFINITYでそのシーンが流れたときには感無量でした。パイルダー・オン、マジーンゴー!の掛け声でマジンガーが出撃するのは本当にかっこよかったです。全然スパロボでもこのマジンガーZを使うことはないのになぜか無性に感動してしまいました。
(スパロボFリアル系1話にはマジンガーZ出ないよとかいう感想は無しでお願いします)
いやぁ、とてもいい作品でした。
グレンダイザーもみたいなーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あでゅー
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