※ネタバレあり
いつもこれ見ろあれ見ろと視聴を勧めていた友人から、 逆にじゃあこれを見てみてくれないか、と ヴァイオレット・エヴァーガーデンを勧められた。
なんだかんだ話の本筋の様なものは聞いて興味はあり、 美麗なイラストにも惹かれはしていた。
そんな中さらに今、外伝(劇場版)が上映中、 しかもこれは3週間の限定公開らしい。
ぜひ見てほしいということで視聴をすることに。
※9/23現在既に4周目以降の追加上映が決定している。 おめでとうございます。
聞いた話や見た上での作品の概要としては
『少佐』と呼ばれる男性に拾われた孤児の少女 少佐は彼女にヴァイオレットという名前を与える。 ヴァイオレットは戦争の中で少女兵として戦うも 戦争終結が近づく中、爆撃に巻き込まれる。
ヴァイオレットが目覚めた時には両腕を失い、少佐も隣にいない中 銀色の義手で遠くにいるはずの少佐へ報告書を書き続けていた。
そんな中、ホッジンズと名乗る男性がヴァイオレットの病院へ訪れ 少佐=ギルベルトから君を引き取るよう言われている。と言い ヴァイオレットを連れてエヴァーガーデン家へと赴く。 エヴァーガーデン家は少佐の遠い親戚にあたり、 戦争という先の見えない中でヴァイオレットを案じた少佐が 養子にしてもらうよう手はずを整えていた。
しかし、軍の中での生活しか知らないヴァイオレットは エヴァーガーデン家での生活が難しく、一旦 身元引受人にはなって頂きホッジンズが経営している郵便会社で 配達の仕事をすることになる。
少佐とまた出会う為、新しい生活を始めるヴァイオレット。 ある時、ドール(自動手記人形)と呼ばれる職種の業務に立ち会う。 それは文字が書けない人や思いの表現に悩む人のために 手紙を代筆するという人の心を文字にする仕事だった。
恋文の代筆を依頼に立ち会い、愛してるという言葉に ヴァイオレットは少佐との最後の記憶で少佐に言われた 『愛してる』を知りたい。という思いからドールになりたいと ホッジンズへ志願する。
そうして、ドールとなったヴァイオレットは 様々な代筆を通し、人を殺めること以外の 生活、感情、知識を学んでいく。 ヴァイオレットは『愛してる』を知れるのか。
という感じの概要です。
概要の中で記載したのは概ね1-3話の話になっています。 それ以降はドールとなったヴァイオレットが 様々な依頼者と仕事をしていくお話になっています。
作品として印象づいた点が
・1話完結のシナリオが続きますが、 時系列が前後したりすることはなく、 見ていて混乱したりは一切ない非常に分かりやすい構成
・本編の中でヴァイオレットが景色に見惚れることが何度か ありますが、納得できるほどの風景描写が美麗 特に水面の描写は余りにも綺麗すぎて衝撃です。 さらに、草花の描き方も綺麗。
といった点でした。
物語の流れは大雑把に言ってしまうと 依頼を通じ、ヴァイオレットが成長していくという流れです。
そして悲しみや喜びに寄り添う仕事を通じ、 いつしか自分の過去=戦争と向き合うことになっていきます。 ホッジンズと出逢った時に火傷していると言われた 言葉の意味を分かっていき、どうすればいいのかわからない中、 突然、少佐が今どうなっているかを知ることになり・・・
というのが終盤の流れ。
ようやく作品の感想みたいなのを書くのですが、
毎話感動することになります。 しかし、気づいたら悲痛な嗚咽を自分が漏らしてたり、 号泣とかでないのですが主題歌の歌詞見てるだけで涙腺緩んだりします。
人を愛することや大事な人への思いの伝え方を考えてみれる。 この作品はそんな作品だと思います。
あと、声優さんの演技なんですが泣き声の演技が凄まじいです。 聞いてて辛くなります。もうホント声優さんってすごいな。しか出てきません。
1話単位で色々書こうと思ったけどもし未視聴の人がなにかの経緯で この文章を読むことになるかもしれないと思ったり、 ちょっと思い返すだけで潤んでしまうので、感想がえらい短いものになってしまった。 寧ろ概要と感想が1:1ぐらいでこれ紹介にしかなってないのでは?
とてもいい作品でした。感謝。
公式サイト: TV版公式
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